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ナビゲーションってなんですか?

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当たり前に使っている言葉でも「それって何ですか?」と質問されると答えられないことあります。

IAの話をしたときに、このような当たり前に使っている言葉への問いかけをいくつかしました。今回は、その問いかけの1つを紹介します。

ナビゲーションとは何か

「ここにナビゲーションを追加して効率よく検索できるようにしたい」といった具合に、Web制作の現場ではナビゲーションという言葉は頻繁に使われます。

では、ナビゲーションとはいったい何でしょうか?

国語辞書で調べてみるとこのようになっています。

航海術。航空術。
自動車ラリーなどで、助手が運転者に方向や速度を指示すること。

Web制作で使っているナビゲーションとは、少し意味合いが違いますね。

次のコトバンクでは、このように定義されています。

アクセスしてきた人が迷うことなく目的のページを見ることができるように道案内すること。「次ページ」、「前ページ」といったリンクは、ナビゲータとも呼ばれる。

Web制作で使うナビゲーションの意味に近いのですが説明が少し複雑です。

もっとシンプルに答えるとしたら、ナビゲーションとはユーザを目的まで導く機能と言えるのではないでしょうか。

導く機能

では、ユーザを目的まで導く機能とは具体的に何を指しているのでしょうか?

勘のいい人はすぐに気付いたと思いますが、それはリンク(アンカータグ)です。

ワイヤーフレーム、デザイン、HTMLを作成するときに指定するリンク1つ1つがナビゲーションなのです。

定番だからとか、他のサイトがやっているからといった理由で安易に使いがちなリンクですが、本来の目的は「ユーザを目的まで導く」ためにあります。

自らが指定したリンクがどのような意味をもち、ユーザをどこに導きたいのか意識してリンクを使っているのか、それとも無意識に何となくリンクを使っているのかでは、最終的に出来上がるWebサイトの探しやすさに大きく関わってきます。

どうやってリンクの意味を考えてナビゲーションの設計すればいいのか分からないのであれば、サイトストラクチャでみる各種ナビゲーションなどで、ナビゲーションの種類を意識しながらリンクの意味を考えてみてはどうでしょう?

繰り返しになってしまいますが、ユーザを目的まで導くことができるか意識してサイトを制作することは重要な考え方なので常に意識しておきたいところです。

最後に

「当たり前を疑え」というフレーズがありますが、これは今の当たり前を否定するのではなく、当たり前を疑い考えることで新しい見方ができ、物事の理解が深まることを意味していると思います。

そして、当たり前を疑い、理解し、実践するというサイクルを繰り返すことで、物事の本質が少しずつ見えてくるのではないかと思っています。


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